
せっかく買ってきた食材をダメにしたり、同じ物を買って在庫が重複したり・・
なぜかムダが出てしまいがちなのが、食品ではないでしょうか。
しかし、冷蔵庫の使い方や、買い物を工夫することでムダがなくなり、食費の支出を減らせます。
そのポイントを詳しく解説していきます!
冷蔵庫の大掃除
最初にすべきは、冷蔵庫の整理と掃除です。
暑い季節に行う場合は、室内を涼しく(エアコン、扇風機を使用)しましょう。
まず、入っている物を全て出して消費期限が切れた食材は処分します。
賞味期限切れの物は、未開封に限り1ヶ月以内なら使用してもかまいません。
ですが、開封したらすぐに食べきるようにして下さい。
他にも明らかに古い生鮮食品は廃棄します。
残す食品が決まったら、庫内の清掃をしましょう。
調味料のこぼれた跡や、野菜くずなど、けっこう汚れがこびりついているので、
重曹を溶かした液などを使い、キレイに拭き取ってください。
汚れだけでなく、雑菌も除去できるので一石二鳥です。
1年に数回は行いたいですね。
棚の活用方法
扉を開けて真っ先に目に飛び込んでくる高さの棚に、「よく使うもの」「消費・賞味期限の短いもの」を入れましょう。
こうすることで食品の食べ忘れを防ぐことができます。
ドアポケットに調味料を入れている方も多いと思いますが、いつの間にか賞味期限切れになる食品の№1ではないでしょうか?
これを防ぐには、目立つ所にシールを貼るのが効果的です。
例えば、わざびですと「〇〇年〇〇月」と大きく書いたシールをチューブ本体に貼るのです。
さらに調味料を集めたクリアケースに入れたうえで収納すれば、
取り出すときも簡単ですし、他の調味料の期限も自然と目に入りますから、よりムダがなくなります。
また、賞味期限が比較的長い食品(みそ、加工食品)などは、奥に配置しても大丈夫です。
とにかく、早く食べきる食品を確保するスペースを意識して作るよう心がけてください。
細かいモノはこうして
チューブ以外の細かい調味料の保存にはジップロックが便利です。
例えば、使いかけのかつお節、片栗粉などは適当に入れると、粉が飛び散り、庫内を汚してしまいます。
その度に掃除していたのでは、プチストレスが・・なので、
飛び散り系は口をしばって、ジップロックで密閉すれば完璧です。
こうすれば、湿気も帯びず風味も保たれます。
間違えてない?生肉の保存方法
肉好きの方は、特売時に多めに買って保存している方も多いと思います。
そこで、おいしいお肉を食べるためにも正しく保存しましょう。
固まり肉は、ドリップが出ている物もあります。
これは臭みの原因になるので、必ずキッチンペーパーで
拭き取ってラップで包んだうえで、ジップロックに入れて冷凍してください。
ひき肉も同様です、ドリップは取り除きます。
そして、平たく薄く小分けにしてから、ラップでつつみジップロック保存。
こうすれば、早く冷凍・解凍できますし、調理するときも便利ですよ。
肉の場合、味付け、調理済でも冷凍可能です。
余ったハンバーグ、鶏そぼろなどはラップで包んで保存すれば、もう一品欲しいときにも助かります。
注意すべきポイントとして、生肉は空気に触れると雑菌が増えます。
ですから保存の際には、出来る限り「空気に触れさせない」ことが重要なのです。
ラップとジップロックの二段構えで、菌の繫殖はかなり抑えられます。
だからといって、長期保存は厳禁!
冷凍しても3週間以内に食べきるようにしてください。
意外と使えるサランラップ
さて、お肉の保存でも紹介しましたが、サランラップは本当に使えます。
例えば、ご飯の冷凍保存。
小分けのタッパーウェアを利用している方も多いですが、少ない量や、お握りの保存にはサランラップの方が適しています。
また残った味噌汁など、お椀にラップを被せそのまま冷蔵庫で保存、翌朝の朝食にはレンジで温めなおせばOKです。
カット済の野菜もラップなら新鮮さをキープできますし、食パンも1枚ずつラップして冷凍保存できます。
今は焼却のさいにCO2の発生を抑えた環境配慮型のサランラップも出ています。
これならゴミを出す際も安心ですね。
買い物の仕方を変えてみよう
大家族ならともかく、1~2人のミニマムな家庭では食品のまとめ買いはムダになることが多いです。
つい、パートナーの食べたいものを優先して余計な物を買ったり、
二人であれこれ話しているうちに「あれも買っておこう」と、
ポンポンとカゴに入れてしまいがちです。
ですが、今は社会通念上、一人での買い物が推奨されていますし、「足りない物だけ買う」スタイルが理想です。
ですから、毎日新鮮な食品を買う、ことが望ましいのです。
その日に買ったものは、その日に食べきる。
魚の切り身と野菜だけ買う、肉だけ買う、こんな買い方をすればムダはでませんよね。
一見、割高に思えますが、食品を廃棄する方がはるかにムダなので、
効率の良い買い物方法と言えるのではないでしょうか。
まとめ
食費の支出は意外とカンタンに減らすことができます。
上記の方法だけでも30%程度はカットできるのではないでしょうか。
社会的にも食品ロスが問題になっている昨今、私達もできることは沢山あります。
まずは、家庭でもムダを無くしていくことが家計・環境ともに
メリットをもたらすので、ぜひチャレンジしてください!
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