
ただメイクを落とすだけと思われがちなクレンジング剤ですが、意外にも肌トラブルの原因になっているケースが多く見受けられます。そこで今回は神クレンジングと評判になっているタイプ別の5つの商品をご紹介するとともに、正しいクレンジングの仕方についておさらいしておきたいと思います。
目次
神クレンジングと評判のタイプ別「5つの商品」
1、ちふれのウォッシャブルコールドクリーム
(https://www.chifure.co.jp/products/cleansing/2135)
クリームタイプ、300g、650円(税抜)(詰替用は560円(税抜))
クレンジングとマッサージの両方に使える、洗い流し専用のクリームタイプ
毛穴が気になる人に人気のクレンジング。クルクルとマッサージをしていくと、
軽いオイルのようなテクスチャーに変わるので、そこに少量の水を足して、
乳化させて洗い流せばしっとり肌の完成です。
2、ビオデルマのサンシビオH2O
(https://www.bioderma.jp/products/sensibio/h2o_100.html)
リキッドタイプ、コットンに含ませて使うふき取り用
100ml、1200円(税抜)、
500mlの大容量タイプ、2800円(税抜)
アルコールフリー、オイルフリー、防腐剤不使用で敏感肌の女性に人気
3、パラドゥのスキンケアクレンジング
(https://www.parado.jp/lineup/skincare/cleansing/)
ミルクタイプのクレンジング剤
23g、255円(税抜)120g、1296円(税抜)
ミルクタイプなのに落ちにくいメイクもしっかり落とせると人気のクレンジング、
セブンイレブンで手軽に購入できるため、急に必要になった時の駆け込み的な要素も支持されている理由の1つ。
4、無印良品 マイルドジェルクレンジング
(https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076450443)
ジェルタイプ、120g、590円(税抜)、200g、750円
肌に素早くなじみ、すっきりとメイクを落とすと人気クレンジング
5、ファンケル マイルドクレンジングオイル
(https://www.fancl.co.jp/beauty/item/3721c)
60mlが980円(税抜)、120mlが1700円(英込)
防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤不使用で
毛穴の黒ずみ・角栓ケアから肌のザラつきのケアまでできると
常に人気上位のオイルクレンジング
以上5つのクレンジング剤をご紹介しましたが、これらが「神クレンジング」と呼ばれているのは、コスパ、手軽さ、使用感、メイクの落ち方、洗い上がりなど様々な観点から評価されてのことだと思われます。
もちろん、メイクはきちんと落とした方がよいのですが、よく落ちればよいというものではなく、刺激が強すぎるクレンジング剤を使い続けることは肌に負担となってしまいます
では、その刺激はどこからくるのかと言えば、肌をこすることによる物理的な刺激の他に、クレンジング剤に配合されている界面活性剤によるところが大きいのです。
そもそもメイクを落とすためになぜクレンジングが必要なのでしょうか
近年、汗や皮脂に強い化粧品が増えていることから、水や洗顔料だけで落とすことが難しくなっていることが一番の理由です。
メイクは油溶性なので、油で落とすのが理にかなっているのですが、手についた油を水で洗い落とすことができないように、水と油は交じり合うことができません。
そこで両者が混じって洗い流せるように配合されているのが界面活性剤です。
その界面活性剤が、肌に少なからず悪影響があることから、
①肌への刺激が少ないクレンジング剤を選ぶこと
②正しいクレンジング方法をマスターすること
が肌の健康のためには重要となってきます
どのようなタイプのクレンジング剤を選ぶべきでしょうか
クレンジング剤の多くは「水分」「油分」「界面活性剤」で出来ていますが、その割合によって、以下のように「形状」が変わってきますので、そこから肌への刺激の強さがおおよそ推測可能です。
<オイルタイプ>
油分が多いためメイクになじみやすいというメリットはありますが、その油分を洗い落とすためにどうしても界面活性剤も多く配合されるため、刺激は強くなりがちです。
<ミルク・リキッドタイプ>
オイルタイプとは逆に、水ベースで油分が少ないためメイクになじみにくく、それを補うために界面活性剤が多くなる可能性が大きいです。さらに肌との間にクッション性が弱いため物理的な刺激も強くなりがちです。
<クリームタイプ>
両者の中間的なポジションで、保湿成分が入ったものも多いため敏感肌や乾燥が気になる人にもおすすめのクレンジング剤です。また、クリーム自体にある程度のクッション性があるため、直接肌をゴシゴシこする必要がないという点にもメリットがあります。
<ふき取りタイプ>
油分がほとんどなく界面活性剤が多いタイプです。手早くすっきり出来るので、ついつい使いたくなってしまうと思いますが、刺激が強い上に、肌をゴシゴシとこすってしまうことによる刺激も加わって、ダブルでお勧めできないので、毎日使うのは避けた方がよさそうです。
以上の中で、比較的肌への刺激が少ないと言われているのは、ちふれに代表される「クリームタイプ」ですが、実際にどれが自分に合うかは、化粧の濃さや、肌質、季節によっても変わってきますので、自分の肌に合ったものを選ぶことが重要です。
正しいクレンジング方法をマスターしよう
刺激が少ないクレンジング剤を選ぶことはもちろん大切ですが、やり方が間違っていると、意味がなくなってしまいますので、注意が必要です。
W洗顔不要とされている商品も中にはありますが、クレンジング剤が肌に残っていることに抵抗がある方が多く、結局、洗顔料を使った「W洗顔」を行うことを考えると、クレンジングだけで100点を取る必要はありません。むしろ100点を目指してしまうと「洗いすぎ」になると考えて下さい。
では、ここで正しいクレンジング方法のおさらいです。
①摩擦を減らすため、多めにクレンジング剤を手に取る
②肌への負担になりますので、長時間クルクルせず1分程度にとどめる
③洗う順番は、まずTゾーン、Uゾーン、目元口元とする
④物理的な刺激を減らすために、こすりすぎない
⑤乾燥させずに汚れを落とせるよう、最後はぬるま湯ですすぐ
肌を良い状態に保つためには、肌への刺激を最小限に抑えることが、一番大切です。
汗や皮脂に強い化粧品が増えていることを考えると、クレンジングの重要性は以前よりも増してきていると思います。賢い選択と、正しいクレンジング方法で、トラブルのない肌を維持していきましょう。
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