ネット通販で失敗しない、正しいサイズの選び方

新型コロナの影響もあり、買い物はネットでする方が急増しています。

とうぜん、洋服もネットで購入する機会が増えていますが、失敗しがちなのがサイズ選び。

サイズ表記を正しく理解して「こんなはずでは・・」を回避しましょう。

 

ヌード寸と仕上がり寸の本当の意味

よく「ヌード寸」と「仕上がり寸」を混同している方が多いようですが、全く意味が違うので気を付けて下さいね。

 

ヌード寸

ここに表記してあるのは、このサイズの方が無理せず着用できますよ、という意味です。

例を出すとウェストのヌード寸が「61センチ」とあれば、

それくらいの体型の方が最も適している、という意味になります。

また、ヌード寸以外の表記で「対応サイズ」や「適応サイズ」も同様の意味になります。

 

仕上がり寸

こちらはヌード寸にある程度のゆとり(無理なく動ける範囲を想定)を加えて測ったサイズになります。

例をだすと「ウェスト:ヌード寸61センチ 仕上がり寸70センチ」の場合は、
61センチのウェストの方が快適に着用できる目安になります。

これを踏まえると、「ヌード寸が61センチセンチだから、私には小さくて着用できない」

「私のウェストは61センチだから仕上がり寸70センチは大きすぎて無理」
という考えは当てはまらないのです。

あくまでヌード寸も仕上がり寸も、ひとつの目安として捉えましょう。

 

S.M.Lの罠

なんとなく感覚的に分かったような気持ちでいませんか?

Sならピチッと、Lならブカブカ・・

しかし、こちらもそんなに単純ではないのです。

日本では私達が洋服を購入する際、混乱がないよう、予め基準となるサイズを決めています。

それがJIS規格によるアルファベット表記につながります。

例えばMサイズの場合だと

ウェスト:6470 このように表示されているものが多いです。

これはウェストサイズが、この範囲であれば無理なく着用できます。

という意味になります。

まるで、ヌード寸と仕上がり寸を合わせたような表示ですよね。

 

アルファベット表記

JIS規格は、あくまで日本独自の基準ですから、海外ブランドのサイズ表記とは異なります。

例えばZARAは、3436、など数字で表しています。

日本のSに相当するのはZARAだと34が該当します。

アメリカのブランドは一部、024など偶数でサイズを表す場合もあり、
サイズ
2が日本のS~M程度に該当します。

海外ブランドの洋服は、日本よりサイズ展開が幅広いことが多く、
普段はあまり目にしないXXS(00)のような小さいサイズも揃います。

裏を返せば、それだけ体格の差があり、小柄できゃしゃな日本女性なら
XXSでピッタリ、という方も多いのではないでしょうか。

 

手持の服を測ってみる

おおよそのサイズが分かったところで、これならイケそう、となったら手持アイテムとの比較をしてください。

とくにトップスは肩幅、ボトムはパンツなら股下とわたり幅、スカートなら丈の長さ。

最低、これだけ抑えておけば、おおきな失敗は避けられるはずです。

 

肩幅 

シャツを購入する際は必ず測っておきたい場所です。

今のトレンドを考えると、あまりにジャストな肩幅のモノより、

1センチ程度ゆとりのあるタイプの方が着た時のこなれ感に違いがでます。

 

股下 

パンツの股の付け根から裾までの長さです。

とくに、脚がもっともキレイに細く見える丈って、誰しもが同じではありません。

必ず、手持のパンツを計測して比較してください。

 

パンツわたり幅

内股縫い合わせ部分から水平に計測した幅、かんたんに言うと太もも部分になります。

つい、ウェストサイズばかりに注意がいきますが、わたり幅に余裕がないと、今っぽい雰囲気が出にくいです。

スキニー以外は、かならず測ってジャスト過ぎないサイズ選びをしてください。

 

スカート丈

こちらも脚がキレイに細く見える丈は人それぞれです。

1センチ違うだけでも、印象が変わることもあるので、絶妙な丈を守るためにも、どの丈ならOKなのか、決めておくのがいいでしょう。

ネット通販で直接問い合わせする

今は、どの企業もネット通販に力を注いでいます。

そのため、AIチャットでサイズの相談も可能になっています。

画像や説明文だけでは拾いきれない、細かいサイズ感など、
心配事はチャットを利用して納得してから購入という流れがおすすめです。

 

やっぱりダメなら返品

吟味して慎重にサイズ選びをしても、やっぱり合わない・・ということも当然あります。

そんなときは迷わず返品しましょう。

まあ、ちょっとくらいならいいか・・と手元に残しても、おそらく着ることはないでしょう。

なので、事前に「こちらの都合」での返品が可能か確認しておく必要があります。

今は大手通販サイト「ZOZOTOWN」「BAYCREWS」など、セール品でも返品可能になりました。

他にもたくさんのECサイトがありますので、購入前に必ず返品可否をチェックするようにしてください。

 

ネット通販で購入しない方がいいアイテム

デニムだけは試着が大前提なので、ネットでの購入はおすすめ出来ません。

よほど愛用しているブランドで、同じ商品でサイズも分かっている、場合を除きデニムはキケンです。

どうしてもネットにしか欲しい商品が無い場合は、チャット対応なら納得いくまで問い合わせる、
返品可を確認する、
この2つが可能であれば大丈夫でしょう。

 

まとめ

ネット通販は24時間いつでも利用できる便利さが魅力です。

しかし試着が出来ない、という欠点もあります。

なので、頼りになるのはサイズ表記のみです。

いまは、かなり細かい部分まで明記しているブランド、ECサイトがあります。

「いつもSサイズだから、このブランドもSでいいや」ではなく、
きちんと測ったうえで、納得してから購入することが、「ネット通販サイズ合わない」問題を解決する唯一の方法です。

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