
せっかくの休日なのに、気が付いたら部屋着のままで1日中ダラダラ過ごしてしまう日が続いていませんか?「こんな日もあっていいか!」と前向きに思えるうちは問題ないのですが、後悔や罪悪感が心のどこかにあるのなら、少し心を見直す必要があるかもしれません。ダラダラとした休日を過ごしてしまう原因や対処法を、この記事で紹介したいと思います。
女性が休日の終わりに後悔したことあるある
立てていた予定を何一つ達成できなかった
仕事で忙しくしている平日には、不思議と意欲が残っているもの。「この週末に、家の大掃除やゴミ出しをしてスッキリさせるぞ!」「前から気になってたアーティストの個展に行くぞ!」と意気込んでたものの、いざ休日になるとすっかり電池切れ。
結局何もやる気が起きず、予定を何一つ達成できずに終わることもあります。
やるべきことをしないまま終わった
各種支払いや手続きにとどまらず、炊事や家事などにも全く手が回らない女性も少なくありません。気持ち的には「これだけはやらなきゃ!」と焦りが出ているものの、体が気持ちについていきません。体に鞭打って動こうとすればするほど、体は鉛のように重くなるのがもどかしい限りです。
目が覚めたら夕方だった
放っておかれると10時間以上も眠ってしまうようなロングスリーパーの女性に多いあるあるネタ。普通に休日をそれなりに過ごすつもりが、目覚めれば「サザエさん」が終わっているような時間だった!なんてこともあります。
「貴重な休日を睡眠に費やしてしまった」というやってしまった感は、言葉にできないほど口惜しいものです。
1日スマホ操作をしていた
今や、スマホ1つで何通りもの遊びを楽しめてしまう時代。ネットサーフィンをしたり、動画サイトで映画を観たり、オンラインゲームに勤しんだり……。しかし、そこには大きな落とし穴が!スマホに見入っているうちに、どんどん時計の針が進んでしまうということになかなか気が付けません。気が付けば、同じ姿勢で居たことが原因で、首や肩がガチガチに凝ってしまっているという悪循環を招くことになります。
休日をダラダラすごしてしまう原因
疲れが溜まっている
疲れの蓄積。一番の理由はこれに尽きます。アラサー以上になると、仕事でも責任のある立場で頑張らなければならない。また、夜勤などがあり時間の不規則な職業についているなど……。感覚としては「当たり前の日常」であっても、体は無意識にストレスや疲労を溜め込、悲鳴を上げているのかもしれません。
ONの時に気を張り過ぎている
お客様や目上の人と関わる仕事をしている女性は、普段から身だしなみにも気を付けて、気を張りながら働いている人が多いです。
また、「普段の自分」を仕事の間は押し殺して、言葉遣いやマナーなどに細かい神経を使っているなんてことはありませんか?
普段から気を張り、抑制した日常を送る女性は、帰宅後の「素」に戻った瞬間、我慢モードが解除されます。
どこかで力を抜きたい、ダラダラすることでエネルギーを充電したい。体と心が、そのような訴えをしてきているとも言えます。
もともとインドア派
アウトドア派の女性が、外に出てアクティブに過ごしたいと思うのに対して、インドア派の女性は家の中でまったりと過ごす時間を好みます。
それぞれの価値感なので、インドア派が悪いというわけではありません。ただ、「外に出ると人混みが疲れる」「出不精だから外に出るのがめんどくさい」というマイナスな感覚が強いと、休日のダラダラモードに繋がりやすくなります。
外出をする緊急の理由がない
そもそも人は、そこまでやりたくないことに関しては、よほど緊急の事情や理由がない限りは動こうとしません。したがって、「外に出て、休日を有意義に過ごす」ということに意欲が湧かないのかも知れないし、せっかく立てていた予定も「どうしてもこの休日に行わなければならないこと」でもないのかも知れません。
いずれにせよ、休日をダラダラ過ごそうがどうしようが、「別に死ぬわけではないし」ということになります。
もしかしたら鬱の一歩手前にきているかも
上記のように楽観的に思えるうちは良いのですが、「動きたいのに体がついていかない」という状況にいて、つらい日が続いているのであれば要注意!
実は、「週末うつ」という言葉があるのをご存知ですか?平日は表面上では仕事にひたすら没頭できていても、週末になると昼まで眠ってしまう。
休みの日になると決まって、何もやる気が起きないなどの症状が見られます。また、趣味が少ない、人間関係が乏しいことなども関連しており、「週末だけのうつ」だったはずが、本物のうつに移行してしまうこともあります。
休日をダラダラ過ごさないための対処法
前日の夜に早く寝る
仕事を終えて帰宅した後、ついついシマホを触りながら日付をまたいでしまった……なんて経験は誰しもあるはず。
しかし、深夜に液晶画面を見ることで、画面から発せられる「ブルーライト」によって目を疲れさせたり、寝るはずの時間に脳を覚醒させてしまったりと、厄介な問題を起こします。週末を元気に過ごすためにも、前日は早く寝ること。
やりたい事は翌日に回しましょう。
目が覚めたら朝日を浴びる
うつ病にも有効な健康法が、「朝起きたら朝日を浴びる」という非常にシンプルなもの。体内時計も整い、血圧や体温、ホルモンバランスなどの生体リズムも調節できます。
また、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が脳内で分泌され、精神の安定を手助けしてくれます。そしてセロトニンが脳内で増えるとポジティブな気持ちにもなれることから、活動のスイッチも入りやすくなるでしょう。
※セロトニンの分泌が不足すると鬱になります。
好きな音楽を聴いてから動き始める
自分の好きな曲や気分に合った音楽がもたらす効果も大きいです。ミディアム〜アップテンポの曲など、テンションの上がるような曲を聴くと、やる気や活動的な気持ちを引き出してくれるドーパミンが分泌されます。
活動するのは、充分にやる気が出てからで大丈夫です。ただ、無理に明るい曲を聴いて無理やりテンションを上げようとするのはNG。
悲しい気分の時には悲しい歌を聴く方が気分も落ち着くということが分かっています。「鬱っぽいな」と感じるならば、まずは静かなバラードや、今の気分で共感できるナンバーをチョイス。
徐々に曲のテンポを上げ、明るい曲へと変化させていきましょう。
温かい飲み物でスイッチをオンに!
朝起きたての体温は、1日で最も低いと言われています。体温が低いと代謝や免疫も落ち、気分も少し塞ぎ気味に。そこで、目が覚めたら温かい飲み物を飲んで体温を少し上げることで、内側からのスイッチのオンの状態にしてしまいましょう。
体温を上げることで得られるメリットは、次の通りです。
・体の老廃物を押し流し、便秘解消効果あり
・血行が良くなり、血液サラサラ&冷え性緩和
・リンパの流れが良くなってむくみ解消
温かい飲み物は、リラックス効果が期待できる「ハーブティー」がおすすめです。
どうしてもの時は思い切って休む
「動かなきゃ!」「何かしなきゃ!」と思えば思うほどつらい場合は、体が休みたがっている証拠。無理に動こうとせず、休むことを自分に許しましょう。
疲れが取れるまで、布団の中に居る日があったって良いのです。頑張り屋のあなただから、「やる気を出そうとしたけど、何をしてもダメ」という日もあるでしょう。
しかし、このような状態が長期間続くようであれば、思い切ってメンタルクリニックに相談し、場合によっては投薬の指導を受けた方が良い場合もあります。
まとめ
仕事にプライベートにと頑張り屋の女性は、週末になると電池が切れたようにゴロゴロしながら過ごしてしまいがち。
その生活に焦りや罪悪感を持つのではなく、「私は一体何に疲れているのだろう?」「やる気が出ないのは、無意識にストレスを溜めてるのかな?」といった具合に、自分の心と対話する時間を持つと良いかも知れませんね。
コメント