
万病のもととも言われ、女性の多くが悩む「冷え性」。
寒い冬だけでなく、夏でも手足や体の芯から冷える…なんていう方も少なくないでしょう。
冷え性の原因といっても、その原因はさまざま。
中でも女性に多いものとしては、
・筋肉量が少なく、脂肪が多い
・自律神経の乱れ
・女性ホルモンのバランスが崩れる
・血行不良
などが挙げられます。
冷え性は、頭痛、腰痛、肩こり、生理不順、肌荒れの原因になるなど健康においても美容においても悪い事だらけ。
今回はそんな冷え性の改善・解消のために体の内側と外側から働きかけるコツをお伝えします!
目次
体の内側から温める
冷え性を改善するためにはまず、体の内側を冷やさない、温めるというアプローチが大切です。
ここでは内蔵や筋肉など体の内側から改善できる取り組みを紹介します。
体を温める食べ物・飲み物を選ぶ
毎日摂取する食べ物、飲み物から気を配りましょう。
飲み物・食べ物は温かいもの、体を温めるものを摂ることで冷えを防ぎましょう。
お水を飲むときは常温にする、白湯を飲む、コーヒーやお茶を飲むときはホットを選ぶ、
食事のときは温かい汁物をつけるなどすると良いでしょう。
また、ビタミンEは抹消の血管を拡張させて血行を良くしたり、女性ホルモンを活性化してくれたりと
冷え性改善に効果的な働きをしてくれるので、食事やサプリメントから積極的に摂取するように心がけましょう。
ビタミンEを多く含む食べ物としてはアーモンドなどのナッツ類や、植物油、
うなぎ、たらこ、かぼちゃ、ブロッコリー、アボカドなどがあります。
エクササイズで筋力をアップして代謝を高める
もともと男性に比べて女性は筋肉量が少なく体脂肪が多い傾向にあります。
筋肉量が少ない人は体内で十分な熱が作られないため、体の芯から冷えを感じるようになりますし、
さらに血行が悪いと体内の熱を手足の末端までうまく運べず、手足に冷えを感じるようになります。
下半身には一般的に全身の約7割の筋肉が集中していると言われているのでで、
特に下半身を動かすストレッチやスクワット運動などの筋肉トレーニングなどは
筋力アップに効果的です。
適度な運動は筋肉量アップとともに、自律神経の機能を高める効果もあるので、
おうちでもできる筋トレやウォーキングなどのエクササイズで少しずつ筋力をつけていきましょう。
最初からハリキリ過ぎて、続けられなくなると本末転倒になってしまうので、
はじめは週1〜2日、各エクササイズ5回〜10回など
自分の体力、体調を考慮したメニューから始めるとよいでしょう。
トレーニングを続けていくことで冷え性の改善だけでなく、
ダイエット効果やプロポーションアップに繋がるという嬉しいおまけもありますよ。
体の外側から温める
体の内側から温めるコツと合わせて更に更に冷えを撃退する

湯船に浸かる
温泉など、湯船に入ったときに「体の芯から温まる」と言いますが、その感覚は間違いではありません。
特に20〜30代の若くて一人暮らしをしている女性は時短・光熱費節約の意味も込めて
日々の入浴はシャワーで済ませるという方も多いかもしれませんが、シャワーでは体の表面を温めることしかできません。
毎日は難しいかもしれませんが、時間のあるときはリラックスタイムを兼ねてゆっくり湯船に使ってみてはいかがでしょうか。
バスソルトなどのアイテムをプラスして温浴効果を高めたり、岩盤浴などを利用したりするのも体の芯を温めるのには効果的です。
※湯あたりやのぼせなどには十分に気をつけましょう。
温度調整のしやすい服を用意する
女性はスカートやノースリーブなど男性に比べて肌の露出が多い服装が多いため
その分気温や室温の影響を受けやすいと言えます。
気温の高い夏場の屋内ではエアコンの効き過ぎている場所も多く、
オフィスや移動中の電車内、飲食店の中などで冷風が直撃して冷える…
逆に寒い冬場には建物ごとの暖房の設定にバラつきがあり、たまたま座った場所が
異常に寒い…だけどなかなか移動できない、というようなこともしばしば。
そんな時でもさっと取り出して羽織ることのできるカーディガンやストールなどがあると安心です。
出先でも邪魔にならない屋内外で温度差の激しい時期は特に気をつけておきたいですね。
その他にも体を締め付けるような服や下着も、皮膚感覚を麻痺させて冷えを感じにくくなると言われています。
外出時は仕方ないかもしれませんが、できるだけ自宅などではゆったりした服装+体を冷やさない服装を心がけましょう。
まとめ
「冷え」は衣食住を中心に普段の生活を改善することで十分に予防・改善する事ができます。
気温の高い夏場は少し取り組むのが大変なことも多いかもしれませんが、
日常的に取り入れることができることばかりですので、
まずは気軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか。
とても当たり前のことですが、しっかりと食事を摂り、たっぷりと睡眠を取ることは
疲労回復、ストレス軽減、自律神経やホルモンバランスを整えることに繋がるため、
長期的に見て根本的な解決に役立ちます。
「私は冷え性だから」と諦めず、冷えない体づくりに取り組みましょう!
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