両想いになった途端に冷めてしまう…それって蛙化現象かも

「蛙化現象」って何?

最近、自覚する女性が増えたものの、蛙化現象とは何かを知らない人も多いのではないでしょうか?

どのようなものなのか見ていきましょう。

 

 

相手が振り向いてくれた途端に冷める

 

片思い中や、相手を振り向かせるために努力している間は、普通に恋愛を楽しむことができます。しかし、問題はその後。

相手が振り向いてくれたり、自分に好意を持ってきたりした途端に、恋心が一気に冷めてしまいます。それどころか、相手を「気持ち悪い」と感じて冷たい態度をとってしまったり、彼との距離が縮まることに耐えられず、あんなに好きだったはずの相手を自らフッたりすることも。

 

由来は「カエルの王子様」から

蛙化現象とは、童話の「カエルの王子様」が由来となっています。魔法で蛙の姿にされていた王子が、愛した少女への愛の力で元の姿に戻り、2人は結ばれて幸せになる。そんなストーリーです。

しかし「蛙化現象」は、この逆。王子様のようにキラキラしていた男性が、結ばれた途端に蛙のように思え、忌み嫌ってしまう……。ともとれる状態です。

 

男性に現れると「釣った魚にエサをやらない」状態に

蛙化現象は女性だけでなく、男性にも起こります。しかし男性にこの症状が現れた場合、「釣った魚にエサをやらない」という関係が起こりやすいです。

あんなに「好きだ」とガンガン来てくれていた男性が、いざ付き合ってみると急に冷たくなったり、いきなり一方的にフッてきたり……。

女性側は、「急にどうしたの?」と困惑するばかりです。

 

 

蛙化現象を繰り返す原因は?

 

回避型愛着障害の傾向がある

幼少期の親子関係が上手くいかなかった場合、回避型の愛着障害を抱えたまま成長することがあります。

親に甘えたくても拒絶されたり、親の顔色をうかがってばかりで、相手と一緒にいることに居心地の良さを感じられなかったり。

とにかくさまざまな要因が考えられる現象です。

人と親しくしたいのに、相手と親密な距離になると急に怖くなり、自ら関係を壊してしまう傾向があります。

 

恋愛に対して大きな幻想を抱いている

漫画やドラマに出てくるイケメン系の彼は、まさしく絵に描いたように完璧。しかし、リアルではなかなかそうはいかないもの。

一見かっこよく見える人でも、何らかの欠点があったりかっこ悪い部分は必ず持っていると思って間違いないでしょう。

現実の恋愛で、少女漫画やアニメのような幻想を抱いてしまうと、相手に対してパーフェクトな彼氏像を求めてしまいます。

その結果どうなるかと言いますと、ちょっとした欠点や嫌な部分が見えた時に、一気に幻滅してしまうのです。

 

性的なことに対する抵抗や嫌悪感

性的なものに対し、抵抗や嫌悪感を抱いている女性も、蛙化現象を起こしやすいです。とはいえ、男性が彼女に対して性的な欲求を抱くのはごく自然なこと。

性的なもの=いやらしいものだといったマイナスなイメージがあったり、セックスに対する恐怖やトラウマがあったりといった可能性も考えられます。

 

過去の恋愛のトラウマから

過去の恋愛の失敗がトラウマになってしまっている可能性も。これまで何度か男性とお付き合いしたことがあっても、関係が深くなると上手くいかなくなる。

また、他者とぶつかり合うことが嫌な平和第一主義の女性や、人に嫌われることや怒られることに敏感な女性にも多い蛙化現象。

彼とケンカができるほど距離が縮まっても、「争うぐらいなら一緒にいたくない」とネガティブな思いが先走ってしまい、相手との距離を自ら置いてしまうのです。

 

相手と両想いになることをゴールにしている

そもそも、初めから恋愛のゴール設定が間違っている可能性もあります。これも幼少期の認知のゆがみからくるものですが、「頑張って相手から認められること」「異性が振り向いて自分に好意的な感情を持ってくれること」で承認欲求を満たす傾向がある女性も「少なくありません。

もちろん、恋を掴むための努力は良いことですが、ゴールが「相手を落とすこと」「両想いになること」になってしまっている場合は要注意!そこからは目標が達成されてしまって頑張る必要もなくなり、恋心も一気に冷めてしまうのです。

例えていうなら、UFOキャッチャーでお目当ての商品を取ることに必死だったのに、手に入ったらそこまで大切にしない。そんなイメージです。

 

 

蛙化現象を克服し、幸せな恋愛をする5つの方法

 

恋の失敗にとらわれない

恋で同じ失敗を繰り返し、「どうせ次もまた失敗する」とネガティブになっていませんか?そうなると、彼との距離が縮まるほど逃げ出したくなる(好きだから、嫌いになりたくないから離れる)気持ちが湧いてきてしまい、恋の成功を阻んでしまいます。

恋の失敗にとらわれていては損するだけ。

例えば、佐藤君にフラれて男性恐怖症になったのだとしたら、それは「佐藤君恐怖症」であること。他の男性100人が、あなたを同じ振り方をするなんてありえないのですから。

 

みんな理想の恋愛ばかりではない

恋人同士でユーチューバーをしている美男美女カップルも、みんなの理想とされている芸能人カップルも、みんなそれなりに色々あるということを知っておきましょう。

やはり結局は他人同士ですから、衝突もあればすれ違いもあるわけです。それらを乗り越え、ある程度は我慢をしながら関係を上手くいかせているのでしょう。

もちろん、ある程度価値観が一致していないとしんどくなりますが、少女漫画やドラマのような理想の恋愛は、ほとんどが幻想だと思う方が良いでしょうね。

 

自分の欠点を受け入れる

相手に完璧なかっこよさを求め、ちょっとでも嫌な部分や欠点が見えたとたんに幻滅してしまうパターン。これを克服するには、まずは自分の欠点を受け入れることが大切ですね。

「きちんとしていないといけない」「ダメな部分があってはいけない」「常にきれいな部分しか相手に見せてはいけない」このようなマイルールを、自分に設けていませんか?

自分に厳しくしていると、他人にも厳しくしてしまいがち。相手の嫌な部分は、自分の中の許せない部分を「投影」しているとも言えます。自分の完璧じゃない部分を受け入れること。そして、相手の欠点もある程度は受け入れ、「嫌いな所も含めて好き」と言える関係を意識してみましょう。

意見が割れた時や壁にぶつかった時は、2人にとって良い妥協点を見つけて、お互いに歩み寄れるポイントを探してみましょう。

 

「父性の」ある人と正しく関わる

自分に足りないものを、男性で埋めようとする女性は意外と多いもの。自身の無さを、男性に褒められることで満たそうとする。

甘えたい気持ちを、年上の男性から可愛がられることで満たそうとする。誰かといないと孤独に耐えられない気持ちを、さほど好きでもない男性と付き合うことで満たそうとする。

これらは、蛙化現象を起こしやすい女性の特徴に当てはまることでもあります。

では、どのようにして乗り越えるべきでしょうか?それはズバリ!父性のある男性と正しく関わることです。

 

・お父さんのような強いエネルギーを感じられ、「この人なら信頼できる」と信用できる

・時に厳しく突き放しながらも、自分の成長につながるように導いてくれる

・自分に恋愛感情などを抱いて来ず、上司や先輩という役割に徹してくれる

・出来ていることは褒めてくれて、認めてもらうことで確かな自信になる

 

上記に当てはまる人に何かを教えてもらったり、言葉をかけてもらったりすることで、少しずつ自立した女性になることができます。

そして自立することで、心が安定します。目先の刺激や恋ばかりを求めて心の隙間を埋めようとすることがなくなっていくでしょう。

 

恋愛以外に意識を向ける

蛙化現象を繰り返すことで、恋愛に対して自信を無くしていませんか?「今度こそ!」と思いながらも「また失敗か…」の無限ループにハマっている人も多いかも知れません。

でもそこに固執してしまうのも考えもの。

いったん恋から離れ、自分が自信の持てる部分をどんどん伸ばしていく方がプラスになるでしょう。その中で経験値を積んで素敵な女性になり、自分の気持ちがゴーサインを出した時に、次の恋愛を考えてみるのも悪くはないのではないでしょうか?

 

 

まとめ

 

片思い中はキラキラの王子様に見えた男性が、自分に好意を持ってきた途端に蛙だと思えてきた…。そんなイメージの蛙化現象ですが、実は幼少期のトラウマや思い込み、自分の心の問題が引き起こすことが多いです。

まずは自分の欠点を受け入れ、認めて愛すること。そして、完璧主義にならないこと。あおして、自分を縛っている思い込みを、少しずつ手放すこと。それが、最も大きな克服法と言えるでしょう。

 

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