
昨日まで親しく話していた彼が、次のデートの約束までしていた彼が、いきなり「別れよう」といってきた場合。
急な出来事に混乱してしまうし、「私、嫌われるようなこと何かした?」と取り乱してしまいますよね。
この記事では、彼がいきなりあなたをフッた理由や、復縁の可能性の有無などを紹介します。
目次
恋の終わりにありがちな前兆。彼からの別れのサイン
恋の終わりには、「もう私たちダメかもしれないな」など、なんらかの前兆はそれなりにあるはずです。
いきなりフラれたようで、彼が発していたサインを見逃していないか振り返ってみましょう。
最近、喧嘩が増えてなかったか?
どんなに温厚な男女のカップルでも、お互いに親密になるにつれて時には喧嘩に発展することだってザラにあります。
しかし振り返ってみて、「最近、喧嘩ばかりだな」と感じたり、「彼に対して文句ばかり言っちゃってたな」と反省点が浮き上がったりなど、思い当たる節はありませんか?
さらに、喧嘩の終息はいつも彼が折れてくれていたとか、謝ってくれるのはいつも彼の方だったなんて言う場合は要注意!
積もりに積もった彼の不満やストレスが限界に達し、何かがプツンと切れてしまった可能性があります。
彼のまわりの環境や状況に変化が無かったか?
人の人生には、節目や終わりなどを含めた変化が何度もあります。最近、彼自身や彼をとりまく環境に、何か変化はありませんでしたか?
職場での部署異動や転勤、転職や親しい人との別れ(特に死別など)。人間にはホメオスタシス(恒常性)という本能があり、「変化」に対してストレスを感じます。
そのため、慣れない環境に身を置いたことで、恋愛にまで手が回らなくなったのかも知れません。
例えば、仕事が激務になってしまい、彼女からの「会いたい」「連絡が欲しい」という言葉を重く感じるようになった。
また、転勤先であなたとは別の女性と出会い、罪深く感じながらも女性のことが気になってしまうなど…。
環境が変わると、底に順応するために人間も変わらなくてはなりません。環境が変わると必然的に、考え方にも変化がみられるようになります。
それは誰が悪いというわけではなく、生きていくための自然の摂理ともいえるでしょう。
彼は回避依存型の恋愛を繰り返していないか
彼の、これまでの恋愛パターンはどうでしたか?彼女ができても別れるのが早い。いつも彼の方から去っている。そのような傾向があるのであれば、回避依存型の性格であることが理由の1つに挙げられます。
もし彼が回避依存症であれば、人と親しくなりたい反面、他者との親密な関係を避けます。そのことが原因で、友人や恋人との関係が長続きしないという特徴があります。
イケメンなのになかなか彼女を作ろうとしない人は、少し注意深く観察した方が良いかもしれません。
回避依存症について
浮気や喧嘩など、明確な理由が思い当たらないにも関わらず、突然連絡を絶つ。そして何の前触れもなく「別れよう」と言い始める。
そんな特徴を持つ回避依存症。その特徴や原因を、詳しく見ていきましょう。
- 回避依存症の特徴
1.他者と親しくなりたいのに、いざ親密な関係になろうとすると自分から距離を置く
2.一見何の前ぶれもなく、急に連絡を絶つ
3.行方をくらましたかと思えば、一定の期間を経て何食わぬ顔でコンタクトをとってくることもあり
4.恋愛経験が少ない、もしくは集団行動が嫌いなど、人と距離を置きたがる
5.恋人ができても長続きしない、もしくはとっかえひっかえで恋愛経験がやたら多い
6.自分のテリトリーに人が入ってくるのを嫌い、みんなで楽しむ遊びより1人で楽しめる趣味を大事にする
7.自分より弱い相手に対して支配的だったり、自己愛がやたら強かったり(ナルシズム)と、人格のゆがみがある
7つの項目を挙げましたが、3つ以上当てはまれば回避依存症の可能性が高いと言えるでしょう。
では、なぜ回避依存症になってしまうのでしょうか?大きな原因として考えられることは、幼少期の母親との関係。
人は赤ちゃんの頃から2歳くらいまでの間に、母親から愛されて充分なスキンシップをはかり、ありのままの自分を受け止めてもらえたという経験が必要です。
それが不足していると、他者と親密になることを居心地悪く感じてしまうようになる場合もあります(逆に、人との距離が非常に近くなることも)。
また、過去の人間関係で嫌な経験をしたことや傷ついたことが、大きなトラウマとなっているのかも知れません。
(参考サイト:彼をチェック! 回避依存症の男性の特徴と付き合い方)
人間関係リセット症候群の可能性は?
回避依存症の他に、人間関係リセット症候群という言葉も、最近ネット上で話題となっています。
突然、身近な人間関係を全て断ち、人との関係をシャットアウトしてしまう行為です。こちらは病気ではなく、その人の気質や後天的な性格によるものだと言われています。
彼が該当している可能性があるかどうか、チェックしてみてください。
- 人間関係リセット症候群の特徴
1.SNSを突然退会してはアカウントを新たに作り直して…といった行為を繰り返す(戻らないことも多々あり)
2.SNSでの友だち整理やアドレス帳の中身の削除などをわりとよくする
3.アドレスの変更を知らせない、LINEで知り合いをブロックするなど、外部との接触をシャットアウトする
4.転職や引っ越しを繰り返す
さすがに4は極端ですが、彼が上記に当てはまる項目が多いなら、人間関係リセット症候群の可能性も考えられます。
そのようになってしまう原因は、近年の時代背景も大きく関係していると言えます。SNSやインターネットでの薄い人間関係が増えたことにより、余計な煩わしさを避けたいと考える人が増えてきています。
また、自身を成長させたいという思いで、リセットする人もいます。これまで身を置いていたコミュニティから離れ、より質の高い人間関係を求めてのことです。
それ以外にもさまざまな要因があります。今の人間関係に価値を見出せずに「別にいらないや」とためらいなくリセットしてしまうパターン。
ネガティブな出来事が続いてうつ状態になっている時も「どうでもいいや」という気持ちで、人間関係をリセットするパターンもあります。
(参考サイト:突然関係を全て0にする「人間関係リセット症候群」の特徴と心理とは?)
筆者の体験談
筆者が過去にお付き合いしていた男性2人の事例を紹介します。当時22歳だったAさんは、自衛隊を辞めて派遣社員として工場で働いていました。
家族関係については詳しく聞いていませんが、妹はメンタルを病みながら水商売をしており、母親はうつ病を患っていたようで、その影響も彼自身もメンタルに影響していたのかも知れません。
そしてAさん自身にも発達障害傾向があり、前職でも現職でも、失敗して叱られる経験を人一倍していたとのことです。
そんなAさんとの恋愛ですが、「君にはもっと良い人が居るよ」と突然言い出しては、「俺なんかで良いの?」とネガティブな発言を始めることが多々ありました(女性の生理のように、定期的にです)。
筆者も彼が好きだったので、別れ話をされるたびに繋ぎ止めるような形でなんとか続いていました。
ところが、「しばらくお互いを忘れたい」「1人の方が気楽で良い」という彼の発言が重なるうちに、安定しない恋愛は自分にとってプラスにならないと判断して別れを告げました。
思えば彼は、別れ話のたびに、私のメモリーを携帯から削除していたようです。私から連絡しなければ、いつ終わってもおかしくなかったのでしょうね。
続いてBさん。彼は男女問わず友人がたくさんおり、キャンプやバーベキューなどで大勢の人とワイワイ騒ぐことが好きなタイプでした。
それにも関わらず、彼女と別れると次のお付き合いまでに何年も空くような傾向があったのです。
そんな彼から告白されて付き合うも、ある日突然「もうメールするのやめとくわ」とメッセージが。
何の前触れもなく、昨日まで普通に接していたのになぜ?と思いましたが「お前とどう付き合って良いのか分からないし、将来のことを考えると色々申し訳ない」とのことでした。
突然の出来事にわけが分かりませんでしたが、彼は広く浅く、大勢の人と付き合う方が良いのだろうなと思い、私は距離を置くことを承諾しました。
音信不通になって数か月後。彼から「久しぶり。元気してる?」といきなり連絡がありました。
しかし、「また距離が近くなるとまた突然消えるんだろうな」という予感がしたので、私からは返信せず。結局そのままフェードアウトとなりました。
いきなりフラれてしまった時にはどうすればいい?
いきなりフラれると当然ショックを受けるし、何が原因だったのかをモヤモヤと考えてします。そのような時にはどうすれば良いのか、対処法を紹介します。
別れの引き金になった原因を改善する
彼と復縁したいという意志があり、まだ連絡が取れる状態であるとします。まずは彼に不快感やストレスを感じさせていたことを謝り、直せそうな部分は直す努力をしましょう。
そして、「もう一度やり直したい」「チャンスが欲しい」旨を彼に伝えることが大切です。彼の言い分にしっかりと耳を傾け、逆ギレや言い訳などはグッとこらえて。取り乱したりなどすれば、「ほら、そうなるから嫌なんだよ…」と、彼を余計に遠ざけてしまいます。苦難を乗り越えたカップルはより絆が深まり、お互いの成長にもつながるでしょう。
彼とはご縁がなかったのだと割り切る
去るものを追わない方が良い場合もあります。恋人といえども他人同士なので、相性もあればご縁もあるわけです。
突然別れを告げてあなたの元を去った人に、いつまでも執着する必要はないのではないでしょうか?
フラれたからといって、あなた自身に価値がないわけではなく、あなたに魅力がないわけではありません。
たまたま今回の恋がダメだっただけなんだと割り切ると、気持ち的にも楽ですよね。
彼の心の闇は救ってあげられない
もし、彼が回避依存症や人間関係リセット症候群の傾向があるなら、「私が彼を変えてみせる!」という使命感を抱くことはあまりおすすめしません。
それらは彼の性格かも知れないし、長年にわたって染みついた本能かも知れません。それに「彼に変わってほしい。もっと人の温かさを知って欲しい」と願うことは、残念ながらこちら側のエゴでしかないのです。
彼の心に闇やトラウマがある場合、本人がまず自覚する必要があります。そして、彼自身が「絶対に直したい」という強い意志を持ち、カウンセリングなどを自ら受けるぐらいでないと改善は難しいでしょう。
つまり、彼を救えるのはあなたではなく、彼自身なのです。
恋に対して臆病にならなくていい
つらい失恋を引きずってしまい、次の恋愛に対してなかなか前向きになれない女性は少なくありません。
しかしこれから恋をすることが、イコールまた突然フラれるというわけでは決してないのです。まだ起こってもいないネガティブな現象を思い、クヨクヨするのは勿体ないですよね。失恋の傷は、時間が経てば少しずつ癒えます。
前を向いて歩けるようになったら、ぜひ自分磨きを頑張ってキレイになってください。次の恋人候補は忘れた頃に出会うものだし、案外身近に居て、すでに出会っている可能性もあるのですから。
まとめ
彼からの突然の別れは、当然ショックも大きいしつらいものです。原因は2人の関係以外にも、彼の心にある場合もあります。
思い当たる原因があれば、改善の努力をして復縁を目指すことももちろんアリでしょう。しかしどうにもならないのであれば、「今回はご縁が無かったんだ」と思い切って割り切り、次の恋愛に向けて前向きに歩き始めましょう。
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