あなたは自分の彼氏のことを、「怖い」「怒らせると何をするか分からない」と感じたことはありませんか？もしかしたら知らないうちに洗脳され、モラハラ＆DV気質の彼の支配下に居るかも知れません。彼に当てはまる項目がいくつあるか、確認してみてください。
モラハラ男の特徴
モラハラとは、「モラルハラスメント」の略。モラル(倫理、道徳)に反する嫌がらせ(ハラスメント)を指します。モラハラ男の特徴を見ていきましょう。
気に入らなければ無視をする
気に入らないことがあると、あなたが話しかけても、電話やLINEでコンタクトをとろうとしても、断固して無視を決め込むタイプ。一緒にいても目も合わせないこともあれば、黙ったまま睨みつけてくることも。
あなたの人格や存在を否定する
ことあるごとに、「だからお前はダメなんだ」「お前の存在が迷惑」などと、あなたの人格否定ともとれる言葉を平気で口にします。相手が傷つこうが怒ろうが、彼本人は「言わなきゃ治らないから」などと言って、反省などしようとしません。
あなたを経済的に苦しめる
多くは夫婦の場合に多いですが、同棲しているカップル間でも起こり得ることです。「お金は俺が管理するから」と言い、あなたにはほとんどお金を渡さない。夫婦の場合、「生活費は折半」という割には、生活ができないほどのお金しか家に入れないという特徴があります。
プライドが非常に高い
相手のことは否定し、こき下ろす反面、自分のプライドを傷つけられることに関しては非常に敏感です。あなたがうっかり彼の地雷を踏もうものなら、瞬時にキレて暴言や嫌味の長時間コースになることでしょう。こうなるといくらあなたが謝ったところで、彼の気が済むまで怒りが鎮火することはありません。
謝らず、自分の非を認めない
「プライドが高い」という特徴と若干かぶる部分がありますが、モラハラ男はケンカをしても、自分から謝ることはありません。たとえ自分に非があることは自覚していても、「お前が悪い」「〇〇のせい」と、言いがかりをつけて自尊心を保とうとします。
強い者には弱く、弱い者には強気
会社の上司や体格のいい店員、または強そうな男性に対しては非常にへりくだった態度で接し、気の弱そうな店員や女性に対しては横柄な態度を見せる。基本的に、自分より弱そうな人にしか偉そうにできないということです。
DV気質男の特徴
DVは、「ドメスティックバイオレンス」の略。ドメスティック(家庭内)のバイオレンス(暴力)なので夫婦間での問題とされてきました。未婚のカップルの間で起こる場合は「デートDV」と言いますが、同棲中のカップルも含め、「DV気質男」の特徴として紹介します。
殴る、蹴るなどの暴力をふるう
まず最も分かりやすいのは、殴る・蹴るなどの暴力行為。物を投げつけてケガをさせることも、暴力に該当します。女性の顔など、見えるところにアザができてまわりに発覚すれば良いのですが、外面の良いDV気質男は要注意。見えるところは避け、服などで隠れる体の部分を狙って攻撃してきます。
大きな物音をわざと立てて威圧する
怒った時や機嫌の悪い時に、わざと大きな物音を立てる。または物をあなたに「当たらないように」投げつけてくる。いわゆる無言の威圧ですが、暴力行為の始まりとも言えます。される方はじわじわと、精神を真綿で締め付けられます。
あなたの自由を奪い、激しく束縛する
DV気質男は、「2人のルール」と称してあなたにさまざまな制限をかけてくることが多いです。スマホチェック、男性の連絡先を消去させる。ひどい場合だとあなたのスマホを奪って外部への接触を遮断して、あなたからすべての人間関係を奪う場合もあります。「俺がその分幸せにするから」などと言い、あなたを自分と2人だけの世界に閉じ込めようとするのです。
些細なことで激しく怒る
DV気質男は、怒りの沸点が非常に低いのが特徴です。基本的に被害者意識が強いため、相手がちょっと笑ったり何かを指摘してきたりすると、途端にスイッチが入ります。彼の中では「バカにされた！」「笑われた！」という気持ちが暴走しているため、些細なことで非常に激しく怒りだすという特徴もあります。
性行為を強要する
あなたの体調が悪い時も、そのようなことをする気分にはとてもなれない時であろうと関係なし。彼が「ヤりたい」という理由1つで、性行為を強要してきます。しかも、あなたを優しく抱くわけではなく、「口でなら出来るよね？」などと、自分本位で雑なセックスで終わることがほとんどです。
ひとしきり暴れると、急に優しくなる
暴力を振るってまで攻撃するあなたのことを、心から憎んでいるかと思えば、そうではありません。ひとしきり暴力を振るい、暴れて落ち着いた後は、急に優しくなって謝ってきたり、「もう二度としない」などと泣きながらあなたを抱きしめてきたりします。しかし、これらはあなたに自分を信じさせ、関係を繋ぎ止めるための手段に過ぎないのです。
モラハラ＆DV気質男の心理
彼はどうしてこんなにも執拗に、あなたを傷つけて傷めつけてくるのでしょうか？そのようになってしまう彼の心理には、実は大きな闇があるのです。
支配欲が強い
相手を自分の思うままにコントロールし、何でも自分の言うことを聞いてくれるよう、暴力や暴言で支配する。それができるだけで、自分が大きな存在になれたような気がするのです。したがって、相手を無理にねじ伏せるような方法で、「俺が一番偉いんだ」と、自尊心を満たそうとします。彼の中では自分を中心に世界が回っており、すべてが自分の思惑通りになることが当たり前なのでしょう。
自己肯定感が低い
強気な暴言や、力任せの暴力行為。体格や力の面では、女性相手に敵わないことがほとんどです。しかし彼自身は、実際には強い人なのでしょうか？いいえ、実はい人一倍弱い人間だということを知っておきましょう。
自分に自信のある人は、相手が自分にひれ伏すまで、徹底的に痛めつけるような行為はしません。どういう理由があっても、女性に手を挙げるような真似は絶対にしません。気に入らなければ相手を攻撃するのは、心の中が5歳児ぐらいの幼児で成長が止まっている証拠だと考えましょう。
被害者意識が強い
彼の考えでは、「被害者は俺の方」の一点張り。相手のちょっとした手違いや連絡の遅れなどに対して「雑に扱われた！」自分と相手の意見が違うだけで「俺の話を否定された！」と、極端な例もあります。認知のゆがみからか、物事を悪い方向に捻じ曲げて捉えることが多いです。
過去のトラウマや闇が原因
過去のトラウマや深い闇が原因で、モラハラ＆DV気質な性格になってしまうことは非常に多いです。例えば、母親から異常なほど甘やかされて育ったせいで、「俺の言うことは聞いてもらえるのが当たり前」になってしまっていたり、親が暴力を振るう人だったせいで、暴力を正当化する考えを持つようになったり。その背景は、さまざまです。
幼少期の環境や親との関係で、モラハラ＆DV気質な振舞いをすると決め、その方法で生き延びてきたとも考えられます。
あなたが彼から離れられない理由
いくら傷つけられても殴られても、あなたが彼と離れられない理由は何なのでしょうか？この章を参考に、自分を客観的に見つめてみましょう。
1.愛するがゆえに、何でも許してしまうから
いわゆる「許してしまう女性」の場合、男性から泣きながら「別れたくない」とすがりつかれたり、「もう二度と浮気はしない」という言葉を何度も信じては裏切られたり。これらが恋愛におけるワンパターンと化しています。
それが裏目に出て、彼も「この女は何でも許してくれる」と学習していることに気付きましょう。
2.彼がいつか変わってくれることを信じているから
「いつか変わってくれるはず」「私が、彼の傷を癒してみせる」と、彼のことを信じていませんか？残念ながら、筋金入りのモラハラ＆DV気質男が、自らを改善しようと決意することはほぼありません。彼がまともな男性になってくれる「いつか」は、永遠に来ない可能性の方が高いです。
3.自らも彼に依存しているから
彼と付き合うことで女友達との関係が上手くいかなくなったり、家族や同僚にすら相談できない状況にされたりという話は珍しくありません。
その場合、自分の世界には「彼と2人きり」ということになってしまいます。そうなると、「私は彼を失うと全てを失って孤独になる」と、あらぬ錯覚を起こしてしまうのです。
4.あなたが優しさや愛情に飢えているから
あなた自身が、幼少期に両親の愛情を充分に受けられなかった場合。特に父親との関係が悪かった場合は、モラハラ＆DV気質男の甘い言葉や、暴力のあとのハグやキスなどすら渇望するようになるケースもあります。毎日殴られても、ひどいことを言われても、たまに抱きしめてくれるあの優しさがどうしても欲しくて……。結局、彼の元から離れられないのです。
5.あなたの自己肯定感が低いから
モラハラ＆DV気質の男性は、自分に対して従順な、自分の思い通りに動いてくれる女性を選びます。このような女性は自己肯定感が低く、「私が悪いから」「私が彼を怒らせてしまうから」「彼の言うことはもっともだ。叱ってくれてありがたい」などと、間違った捉え方をして自分を責めます。
逆に、自分にプライドと強い意志があり、相手の暴力や暴言から身を守れる女性は、このような男性には近づきません。モラハラ＆DV男は、あなたの自信の無さやプライドの低さに付け込み、心を徹底的に壊します。
彼氏がモラハラ＆DVをしてきたときの対処法
彼を冷静に見ることができるようになれば、あとはあなたの決心と行動次第。彼からモラハラやDVを受けた時の対処法を、心得ておきましょう。
拒否反応をはっきりと示す
嫌なことははっきり「NO」と言って良いし、会いたくないと思えば、彼を自分の部屋に招き入れる必要もありません。「そのような言い方は傷つくからやめて」「暴力を振るうなら別れる」と、モラハラやDVは断固拒否しましょう。
音声の録音や写メなどで証拠を残す
LINEのやりとりのスクリーンショット、殴られたアザ。可能であれば、喧嘩の時に音声を録音したり、カメラを仕掛けたりしておくことなども検討しましょう。何かあった時や警察、専門機関に相談する際に、証拠があると非常に有利です。
彼から離れ、物理的に距離を置く
同棲しているなら解消する。彼が別れ話に同意しないなら、LINEブロックや着信拒否などの方法で、彼からまずは離れましょう。その上で、まともな思考の人と接することにより、自分がいかに異常な環境に身を置いていたのかを気づかされるケースもあります。
友人や家族に相談する
彼に言われたことやされたことを、可能であれば友人や家族に相談しましょう。モラハラやDVを受けていると洗脳され、正常な思考を奪われます。考え方も盲点がたくさんあるはずなので、第三者の意見や考え、アドバイスを取り入れることが大切です。
専門の機関を利用する
夫婦間のDVはもちろん、カップル同士で起こるデートDVも、2013年に改正された「DV防止法」の範囲内に適用されています。勇気を出して、専門機関に相談するという手段も知っておきましょう。
参考：0570-0-55210(DV相談ナビ※全国共通)
まとめ
本当に強い男性や優しい男性は、簡単に感情を爆発させたりしないし、女性に暴力を振るったりなどしません。
世界は広いです。真面目に誠実に生き、あなたのことを大切にしてくれる男性は必ず居ます。モラハラや暴力に耐え続ける恋愛を捨て、幸せな恋をするために前へ進みましょう。
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